海外のGoogleビジネスプロフィール(以下GBP)の動向をご紹介する連載コラムの30回目です。
今回は、「タイムライン機能終了」「新しいチャット機能」「非店舗型ビジネスのガイドライン更新」「営業時間カテゴリ追加」の4つをご紹介します。
早速、見ていきましょう。
タイムライン機能終了
タイムライン(ロケーション履歴)の保存方法の仕様変更に伴い、ウェブ版のタイムライン機能が終了します。タイムライン機能をオンにしているユーザーには、順次メールで通知がきます。
注意点としては終了日が一律ではなく、メールを受け取ってから約6か月後となるため、ユーザーによって終了日が異なります。(赤枠内の日付)
残したいタイムラインデータがある場合は、データを他のデバイスに保存または転送する必要があります。
ウェブでタイムラインを表示後、「アクティビティ管理」から設定を確認できます。
終了後はクラウドではなく個々のデバイス(スマートフォン)に保存される方式になるようです。スマートフォンのタイムラインは引き続き利用することができます。
参照:
https://www.androidpolice.com/google-maps-timeline-shutdown/
新しいチャット機能
2024年7月31日にGBPのチャット機能が終了したことに伴い、一部の国と地域ではその後、代替機能のテストを行っていました。
※参照過去コラム:
昨年12月頃から順次、米国や一部の国と地域で新しいチャット機能が導入されています。
GBPにSMS番号やWhatsApp(Meta社が提供するメッセージ機能アプリ)番号を追加できるセクションが現れ、ユーザーからメッセージを受信したりチャットができるようになっています。
(画像引用:https://gmbbriefcase.com/blog/google-business-profiles-sms-whatsapp-chat/)
国内への導入はまだ確認されていませんが、日本ではWhatsAppアプリがあまり浸透していないのでどのようなかたちで実装されるか今後の動向が注目されます。
引き続き、その後の詳細がわかり次第、当コラムでご紹介いたします。
参照:
https://gmbbriefcase.com/blog/google-business-profiles-sms-whatsapp-chat/
非店舗型ビジネスのガイドライン更新
非店舗型ビジネス(直接訪問したり配達したりするが、事業所の住所で対面サービスを提供しないビジネス)のGBPガイドラインが更新されました。
「ユーザーが一定の年齢に達していることを必要とする製品(アルコール、武器など)の販売や、そのサービスに関連するビジネスは、販売する前にユーザーの年齢を確認するため必ず対面で対応すること」を追加しました。
そのため、非店舗型ビジネスでこれらの商品を販売している場合、GBPが作成できない、またはポリシー違反としてGBPが停止されるおそれがあります。
Googleは「〜を販売する企業」ではなく「〜に関連する企業」というフレーズを使用しているため、この更新の適用範囲が大幅に広がると推測されています。
日本ではそもそも禁止されていますが、主に海外で大麻が販売されている国や地域で蔓延しているグレーマーケットが多く含まれるようです。
※GBPガイドライン:https://support.google.com/business/answer/3038177
参照:
https://www.seroundtable.com/google-business-profiles-guidelines-minimum-age-38494.html
営業時間カテゴリ追加
GBPの営業時間カテゴリが追加されました。営業時間カテゴリとは、ビジネスで提供している特定のサービスの営業時間を選択して表示できる機能です。
以前からあった「テイクアウト」、「宅配」、「ドライブスルー」などのカテゴリに加え、「オンラインサービスの提供時間」「ハッピーアワー」などが追加されました。
通常の営業時間の他に、設定したカテゴリ別に時間が表示されます。
ハッピーアワーは飲食店等での活用が期待できそうです。
活用方法や事例等、紹介できるケースがあれば、別途本コラムでご紹介いたします。
また、日本ではあまり一般的ではありませんが「sabbath」(ユダヤ教やキリスト教において労働を控え礼拝をする安息日。宗教によって曜日が異なります。)や、教会への設定が推測される「Mass」(キリスト教のミサ)や、「Jummah」(イスラム教の礼拝)なども追加されています。
(画像引用:https://www.seroundtable.com/google-business-profiles-adds-more-special-hours-categories-38518.html)
参照:
https://www.seroundtable.com/google-business-profiles-adds-more-special-hours-categories-38518.html
まとめ
今回は、「タイムライン機能終了」「新しいチャット機能」「非店舗型のガイドライン更新」「営業時間カテゴリ追加」の4つをご紹介しました。
GBPの営業時間をカテゴライズすることで、検索したユーザーに簡潔に情報を届ける事ができます。ハッピーアワーなど特定のサービスの営業時間がある場合は、カテゴリを追加して設定することをおすすめします。
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文責:laugh