海外のGoogleビジネスプロフィール（以下GBP）の動向をご紹介する連載コラムの36回目です。
今回は、「AIによる概要の新表示・追加機能」「AIがメニューを要約」「AIが料金を確認」のAI関連の3本をご紹介します。
早速、見ていきましょう。
AIによる概要の新表示・追加機能
Googleは「AIによる概要」の新しい表示方法をテストしています。
新しい表示は「AIによる概要（AI Overview）」というラベルが消え、ナレッジパネルのような表示になっています。
旧表示
新表示
（画像引用：https://www.seroundtable.com/google-ai-overview-with-knowledge-panel-40028.html）
また、AIによる概要内に「Ask anything（なんでも質問してください）」ボックスを追加するテストをしています。
ボックスに検索結果に関連する質問を入力すると、AIがより詳しく回答を表示します。
（画像引用：https://www.seroundtable.com/google-ai-overview-ask-anything-box-to-ai-mode-39993.html）
どちらも米国の一部でテスト段階であり、国内では確認されてないようです。
参照：
https://www.seroundtable.com/google-ai-overview-with-knowledge-panel-40028.html
https://www.seroundtable.com/google-ai-overview-ask-anything-box-to-ai-mode-39993.html
AIがメニューを要約
レストランのGBPでAIで要約したメニューを表示する機能をテストしているようです。
AIで要約したメニューがハイライト表示されています。スープ、サラダなどが何種類あるか、価格帯や写真などがまとめられています。
要約メニューをクリックすると、タブが展開され実際のメニューが表示されます。
実際のメニューは要約メニューをクリックするほか、下部までスクロールすることで通常通り表示されます。
米国の一部のモバイルのみで確認されていますが、国内での表示は当社では確認できませんでした。
画像引用・参照：
https://www.seroundtable.com/google-business-profiles-menu-ai-summaries-39838.html
AIが料金を確認
検索結果に「Have AI check pricing（AIに料金をチェックさせる）」という新しいオプションが表示されています。
Googleは「新たなエージェント機能を導入しました。AIを活用したローカルビジネスへの電話サービスです。ユーザーに代わってお店等に電話をかけ、料金や空き状況を確認できるようになります。」と述べています。
「近くのペットトリマー」などを検索→「Have AI check pricing(AIに料金をチェックさせる)」をクリックするとAIが複数の事業者の予約やサービスに関する情報を提示します。
この場合、犬か猫か、大きさや希望するトリミングメニューなどがAIから質問されます。
回答すると、GBPの情報などから条件と合致したサロンの空き状況や、いつ予約できるかが表示されます。
ユーザーが予約したいお店を選択すると、Googleがお店に自動音声通話で電話（またはオンライン予約）をかけ、予約を確定します。
他にも、レストランの営業時間や現在の待ち時間、商品の在庫の状況の確認などを依頼することができます。なお、深夜・早朝の時間帯は利用することができません。
2025年7月から米国で導入されています。国内への導入予定などは不明です。
画像引用・参照：
https://blog.google/products/search/deep-search-business-calling-google-search/
まとめ
今回は、「AIによる概要の新表示・追加機能」「AIがメニューを要約」「AIが料金を確認」の3本をご紹介しました。
Googleは今後も様々なAI機能を展開予定です。国内導入も含め、続報があり次第当コラムでご紹介いたします。
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文責：laugh