海外のGoogleマイビジネス事情をご紹介するコラムの連載3回目です。
今回ご紹介するのは、マイビジネスのメッセージ機能の拡張についてです。
2020年12月に4つの新機能が確認されました。
その内2つは日本でも既に展開されています。
現在メッセージ機能は、スマートフォン専用のマイビジネスアプリからのみ使用可能となっています。
なお、ユーザーはPCでメッセージを送ることは可能ですが、返信を確認するにはモバイル端末が必要です。
今回のアップデートでは、オーナー側もユーザー側も、より気軽にメッセージのやり取りができるようになりました。
既に日本で実装されている機能も一部あるので、ぜひチェックしてください。
そもそもメッセージ機能とは?
メッセージ機能はユーザーがビジネスオーナーへ直接メッセージを送り、LINEのような形式で1対1のやりとりができる機能です。
他のユーザーには見えないという点と、複数回に渡ってやり取りが可能であるという点で、クチコミや質問と回答の機能とは異なった役割を持っています。
メッセージ機能そのものは、2018年11月に導入されました。マイビジネスのオーナーはメッセージを受け取るかどうかを選択することが可能で、デフォルトでは受け取らない設定になっています。
ユーザー側はメッセージのやりとりで予約することはもちろん、見積もりの依頼をするメッセージを送ることも可能です。
スマホアプリでは「メッセージを…」と省略されてしまっていますが、本来は「メッセージを送る」というボタンです。
飲食店の場合「席を予約」というボタンは、Googleで予約と連携している予約システムが起動します。
また、カテゴリによっては、「見積もりを依頼する」というボタンが表示されます。
「見積もりを依頼する」ボタンを押すと、見積もりを依頼する定型文を自動で送ることができます。
メッセージの応答率や返信までかかった時間は、Google側でカウントされており、マップの表示ランキングの評価にも繋がっています。
具体的には、理由なく24時間以上メッセージを返信せず放置するとユーザーエクスペリエンスが下がり、評価も下がるようです。
メッセージ機能の具体的な使い方、ランキング評価への影響などの詳細は別途記事にいたします。
参考:Googleヘルプ
https://support.google.com/business/answer/7506237
ビジネスオーナー視点でなにが変わった?
マップアプリからメッセージの返信が可能に
こちらの機能は日本でも既に実装されています。
今まで返信するにはマイビジネスアプリを起動する必要がありましたが、今回のアップデートでマップアプリからも直接返信できるようになりました。
マップアプリ右下の「最新」マークからメッセージが見られるようになりました。
「最新」のページから「個人」と「ビジネス」が選択が可能なので、ビジネスに切り替えるとビジネスオーナーとして顧客とのメッセージ画面が開くようになっています。
このように、マイビジネスアプリを入れていないスマホでもメッセージ機能が使えるようになったので、ぐっと利便性が向上しました。
ただし、2021年1月現在、Android端末に限ります。
iPhone・iPadでは未実装となっているようです(実装され次第追記いたします)
検索結果に表示されるマイビジネス情報からメッセージの返信が可能に
こちらは海外のみの新機能です。
12月2日のGoogle公式ブログによると、Google検索の結果に表示されたマイビジネスのトップページからメッセージの返信が間もなくできるようになるとのことです。
しかし、実際にどのように表示されるのか、弊社で調査した範囲ではわかりかねましたので、詳細が分かり次第追記いたします。
パソコンからのメッセージの返信が可能に
こちらも海外のみの新機能です。
現状、日本ではマイビジネスアプリのメッセージ機能をパソコンで開くと、モバイル版のアプリへの誘導が表示されるだけでメッセージの確認・返信はできないようになっています。
しかし、海外ではパソコンから返信できるようになっていますので、近いうちに日本でもパソコンブラウザで開いた管理ページから返信できるようになるかもしれません。
引用:New ways to connect with and understand your customers(Google公式ブログ)
https://blog.google/outreach-initiatives/small-business/connect-and-understand-customers/
ユーザー視点で変わったこと
「投稿」からメッセージ送信が可能に
こちらの機能は日本でも既に実装されています。
ユーザーの方でも「投稿」からメッセージが送れるようになりました。
投稿からメッセージを送ると、画像の通り、どの投稿を見てメッセージを送ったかが一目瞭然となります。
ユーザーも、メールフォームからわざわざ「この投稿を見てメッセージしたんですが」「〇日からのキャンペーンについて聞きたいのですが」などと書く必要がないので便利です。
この機能が追加されたことで、ユーザーからより気軽にメッセージが届くようになるかもしれません。
投稿を更新しているビジネスオーナーとしても、投稿に反応をもらえるのは嬉しいことですよね。
まとめ
今回はメッセージ機能の新機能について、海外情報をもとにご紹介しました。
一部機能は、すでに日本でも運用が始まっています。
これらの機能の実装により、ビジネスオーナー側も簡単に返信ができるようになり、ユーザーからも気軽にメッセージが送られてくるようになるかもしれません。
ビジネスオーナーは誠意ある対応をして、ユーザーの心をしっかりと掴みましょう!
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