検索エンジンマーケティング(SEO)

モバイル検索がパソコン検索を上回る

2015年にGoogleは、モバイル検索(スマートフォンやタブレットからの検索)の総数がパソコン検索を上回ったと発表しました。2018年現在、両社の乖離はますます進み、スマホ検索が全体の6割に達しているというデータもあります。

スマホ検索のシェアがこれだけ増加してくると、スマホフレンドリーなサイトが高く評価されるようになってくるのは当然で、今後ますますスマホユーザーにやさしいサイトが順位をあげるようになってくるでしょう。またそれに呼応して、レスポンシブ対応など基本的なモバイル対応をとっていないサイトが大きく順位を下げる危険性を孕むようになってきているのです。

モバイルファーストインデックスとは?

このような時代の趨勢を反映しているのが、Googleによる「モバイルファーストインデックス」の導入です。

「モバイルファーストインデックス」とは聞きなれない言葉かもしれませんが、誤解を恐れず端的に説明すると、「スマホサイトの評価によって、すべての検索順位を決定する」ということです。
これまで
PCPC基準での評価がされてきていましたが、すべての評価軸をスマホ(≒モバイル)に移しますよ、ということです。

これまで移行時期は明らかにされていませんでしたが、2018年春から順次移行する、との発表が先日あったばかりで、とくにPC検索については、今後の順位変動に注意を払う必要があります。

ヴェニスアップデートについて

モバイルファーストインデックス導入に呼応するように、Googleはヴェニスアップデートを順次進めてきています。
MAPマーケティングのページにも書きましたが、これはユーザーの検索地のIPなりGPS情報にあわせた検索結果を表示するということ、つまりはユーザーの位置情報によって検索結果が変わりますよ、ということです。

これは明らかにスマホ検索の増加にあわせた措置と見られ、大きな潮流としてはモバイルファーストに呼応していると見ることができます。

現在はまだ市区町村単位での違いしかみられないようですが、将来的にはもっと局地的な位置情報によって検索結果が変わってくるかもしれません。
そうなると、これまでの
SEOの考え方はまったく通用しなくなってしまうかもしれないのです。

「スマホ×検索地」時代のSEOとは?

「スマホ×検索地」がすべてに優先するようになると、ウェブマーケティングのありかたも、これまでの常識が通用しなくなってくるでしょう。

従来のSEO対策では、検索地などは気にせずに、ロングテールワードでのデフォルトの検索順位を追っていればよかったのですが、今後は検索結果のローカライズが極めて重要になってきています。

つまり、ユーザーが検索行為を行う「いま・ここ」での検索結果を十分に捕捉していかなければ、本当の意味でのマーケティングはできないということなのです。
MAPマーケティングがこれまでにも増して重要な意味を持ってくるのもまさにここにおいてです。

これからのSEOはコアターゲットが自社サイトを検索する際の、検索地を洗い出すことから始めなければなりません。
店舗であれば、一部例外を除き自社店舗を中心円としたエリアであると考えることができますが、
ECBtoBであれば、そもそもターゲットがどのエリアに多いのかの洗い出しをするところから始めるべきなのです。

弊社ではいち早く「スマホ×検索地」時代のSEO対策を取り入れてきました。

コアターゲット地域の仮説設定と洗い出し、コア地域を軸とした順位測定、「スマホ×コアターゲット」を軸に据えたマーケティングをお客様とともに考え、最適なSEO対策を支援させていた抱ける環境が、パルティータにはそろっています。