Googleビジネスプロフィール(以下GBP)が停止してしまうと、様々な損失が発生してしまいます。当コラムでは以前、アカウント停止を回避する方法と、停止してしまったときの異議申し立てのプロセスを紹介してきました。
過去記事:
今回Googleが、停止されたGBPに対するヘルプドキュメントを更新しました。
更新されたヘルプドキュメントでは、一度拒否された異議申し立てに対しての再審査の要求など、過去に当コラムで紹介したプロセスにいくつかの変更点が追加されました。
この記事では、追加更新されたGoogleヘルプドキュメントの詳細をご紹介します。
参照:
https://www.seroundtable.com/google-business-profiles-second-review-37065.html
一度拒否された異議申し立てに対して再度審査を要求する
停止されたGBPの異議申し立てが拒否された場合にのみ、追加の審査を行うことができる場合があります。
1 異議申し立てツールから該当GBPに関連するGoogleアカウントにログインしているか確認してください。
2 再審査請求を送りましたか?、再審査請求が却下されましたか?の項目にどちらも「はい」にチェックをいれます。
3 チェックを入れると、以下の項目が展開されます。
4 項目を全て埋めて送信してください。
ここでは最初の異議申し立ての時点で提出しなかった証拠を追加することができます。
提出できる証拠書類には次のものがあります。
・正式な事業登録証
・営業許可証
・納税証明書
・事業用の公共料金の請求書(電気、水道、インターネットなど)
再審査請求の論拠を強化するため、証拠書類はできるだけ多く提出してください。
また、この操作は1度しか利用できません。
再度「追加審査のリクエストフォーム」は使えませんので、証拠書類の添付忘れ等のミスが無いようにしましょう。
送信後、2週間以内にGoogleから審査結果を記載したメールが届きます。
再審査請求フォームで「情報が見つかりません」と表示され、再審査請求に進めない場合
※以下はGBPヘルプコミュニティにてプラチナプロダクトエクスパートの方の補足になります。必ず問題が解決するとは限りませんのでご了承ください。
自社が所有する他のGoogleアカウントで読み込んだ場合に、情報が見つかるケースがあります。
この場合はGBP管理に使うGoogleアカウントの様々な操作のうち、なんらかをGoogleが問題視している可能性があり、GBPへのアクセスが停止している不具合と見られています。
アカウントを切り替えても情報が見つからない場合、次の情報をヘルプコミュニティに投稿することで、プロダクトエキスパートからGoogleに指示を仰いでもらうことができる可能性があります。
ただし、ヘルプコミュニティは公開された場所で掲載内容は誰でも閲覧できますので、その点だけはご了承ください。
① ビジネス名※任意ですが記入することで、アドバイスする方が実際に検索して確認することができます
② プロフィールID
③ 停止・無効化された際にGoogleから届いたメールのスクリーンショット
④ 再審査請求の管理ツールでビジネスを選択したスクリーンショット
⑤ ④の画面で「情報が見つかりません」と表示されたスクリーンショット
上記③に示したGoogleからの停止に関するメールが届いておらず、「情報がありません」と表示される場合は、ガイドラインに抵触してる可能性があります。
確認のため更に次の情報も必要になります。
・ビジネスの所在地(非店舗型の場合はサービス提供地域)
・ウェブサイトに登録したURL
参照GBPヘルプコミュニティ:
https://support.google.com/business/thread/267903771?hl=ja&msgid=268032327&sjid=169617576003662964-AP
復元されたGBPの問題を解決する
復元されたGBPに問題がある場合は復元フォームからリクエストを送信することができます。
ほとんどのリクエストに対する審査とその返信は、通常は3営業日以内に完了するとのことです。
3営業日を過ぎても返信がない場合は、Googleのヘルプからお問合せフォーム(https://support.google.com/business/gethelp?hl=ja)を展開することで詳細を問い合わせることができます。
10件以上のGBPに対しての異議申し立てをする
10件以上のGPTの異議申し立てをする場合、まとめて送信することが可能です。
1 異議申し立てツールから該当GBPに関連するGoogleアカウントにログインしているか確認してください。
2 表示されたリストの中から該当するGBPを選択します。異議申し立てをするGBPが10件以上かどうかを確認するメッセージが表示されたら「はい」 をクリックします。
3 各GBPの証拠書類とプロフィールIDを記載したスプレッドシートを添付して送信します。
複数の書類を提出することになるので、各ビジネス名と住所が異議申し立てするGBPに正確に一致しているか確認することが重要です。
また、10件以上の異議申し立てを送信してもステータスが変更されるのは最初に選択したGBPのみとなります。
他の複数のGBPはツール上では更新されません。更にGoogleからのメールも、最初に選択したGBPに対する異議申し立ての結果のみが届きます。
まとめ
今回は異議申し立てプロセスに追加されたいくつかの変更点の中から4つをご紹介しました。
前回ご紹介した時点では詳細が不明だった、異議申し立てが拒否された場合についてのプロセスも追記されています。
併せてGoogleのGBPヘルプもご参照ください。
参照GBPヘルプ:
https://support.google.com/business/answer/4569145?hl=ja&sjid=169617576003662964-AP
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