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海外GBP事情(23)「GBPウェブサイト閉鎖」「カスタムしたサービスによるランキング影響」等

海外のGoogleビジネスプロフィール(以下GBP)の動向をご紹介する連載コラムの23回目です。

今回は、「GBPウェブサイト閉鎖」「カスタムしたサービスによるランキング影響」「AIを使ったマップ活用方法」の、3種類についてご紹介します。

早速、見ていきましょう。

参照:https://www.seroundtable.com/google-shutting-down-google-business-profiles-websites-36686.html
https://searchengineland.com/google-business-profile-websites-are-now-redirected-to-google-maps-438154
https://www.sterlingsky.ca/do-custom-google-business-profile-services-impact-ranking/
https://www.seroundtable.com/google-maps-ai-generated-answers-36826.html

GBPウェブサイト閉鎖

GoogleはGBPを利用して作成されたウェブサイトを閉鎖すると発表しました。

これによりbusiness.siteおよびnegocio.siteで終わるドメインは、GBPのウェブサイト欄から削除されます。

現在すでにウェブサイトの機能を停止しており、該当するサイトにアクセスするとGoogleマップ上のGBPに自動転送されます。

また、自動転送が適応されるのは2024年6月10日までとなっており、それ以降は「ページが見つかりません」というエラーページが表示されます。

短い期間ですが、自動転送の適応期間のうちに新しいウェブサイトやSNSのリンクを作成してGBPに追加しましょう。

新規ウェブサイトの作成にあたってはGoogleのヘルプページもご参考ください。

参考:Googleヘルプ
https://support.google.com/business/answer/14368911?hl=en

カスタムしたサービスによるランキング影響

GBPには「サービスの編集」という機能がありますが、サービスを登録することによってそのカテゴリに関連したワードのランキングに影響があったことは過去に当コラムで紹介した通りです。

過去記事はこちら

GBPに追加できるサービスには事前定義されたサービスとカスタムしたサービスがあります。

今回は、カスタムしたサービスの登録によるランキング影響について、Sterling Sky社による調査結果をご紹介します。

以下は、カスタムしたサービスを追加する前と後のランキングの向上を示す画像です。

(画像引用元:https://www.sterlingsky.ca/do-custom-google-business-profile-services-impact-ranking/)

ピンに書かれた数字がランキングの順位になります。緑のピンが1位~3位、黄色のピンが4位~9位、赤いピンが10位圏外を表しています。

この結果、わずかではありますが一部のランキングが上昇していることがわかります。また、価格やサービスの説明を省略しても結果には影響しないようです。

調査の件数が少なく、どんな業種でどれだけランキングに影響が出てくるのかは未知数です。しかしながら、事前定義されたサービスと比較してランキングの影響は小さいものの、カスタムしたサービスを登録するメリットは大きいものと推測されます。

上に紹介した過去コラムを参照いただければと思いますが、当社でも事前定義のカテゴリーだけでなく、できるだけ具体的にカスタムしたサービスを登録していくことを推奨しています。

参照:
https://www.sterlingsky.ca/do-custom-google-business-profile-services-impact-ranking/

AIを使ったマップ活用方法

Googleは、ローカルマップに関する質問に対して生成AIテクノロジーを活用した回答の表示をアメリカでテストしています。

質問をすると、AIが2億5000万を超えるマップの地域情報および3億人以上のレビュアーからの情報を分析して提案します。

例えばサンフランシスコを旅行中に「サンフランシスコでヴィンテージの雰囲気が漂う場所は?」とマップに質問します。

すると質問に該当するレコードショップや衣料品店など、その場所をおすすめするレビューとともに表示します。

更に下部にあるAsk a follow upの質問欄に「ランチのできる場所はある?」と続けて質問すると、周辺にある昔ながらのダイナーなど、探しているヴィンテージの雰囲気に合った場所を提案します。

(画像引用元:
https://www.seroundtable.com/google-maps-ai-generated-answers-36826.html)

また、急に計画を変更する必要がある場合にも役立ちます。

例えば外出中に雨が降り始めた場合「雨の日でも楽しめる場所は?」と尋ねるだけで、劇場や映画館などの屋内で活動できる場所が提案されます。

更に先ほどと同様にAsk a follow upから「子供も一緒に楽しめる場所はある?」と続けて質問をします。

現在地に応じて、ボウリング場や博物館など子供向けの屋内施設の場所が提案され、施設のレビューや写真も表示されます。

表示された場所はリストとして保存できるので、仲間と共有したり、後で再訪する際にも役に立ちます。

Googleは「このテストは、生成AIによるローカルマップ強化の取り組みのほんの始まりにすぎません。マップを使ってより簡単に目的の場所を発見し、世界を探索できる新しい方法をユーザーに提供したい」と述べています。

この機能の日本への導入時期についてはまだ詳しくわかっていません。

参照:
https://www.seroundtable.com/google-maps-ai-generated-answers-36826.html

まとめ

今回は、「GBPウェブサイト閉鎖」「カスタムしたサービスによるランキング影響」「AIを使ったマップ活用法」の、3種類について紹介しました。

GBPウェブサイト閉鎖に伴い、該当するドメインでのウェブサイトをお持ちのオーナーは早急にサイトおよびGBPを更新することをお勧めします。

GBPの運用管理、MEO対策にお悩みのある方は、ぜひ一度プロにご相談ください。

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文責:laugh

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