Googleビジネスプロフィール(以下GBP)に登録されているビジネスをマップで検索したとき、通常であれば当然、初期に登録した場所にピンが表示されます。
しかし、アップデート時のバグや外部からの修正により、正しい位置にピンが立っていないケースがしばしば報告されています。
当社でも過去に「マップにバグが発生」という記事でご紹介したことがありますが、ピンが正しい位置に立っていないと集客に致命的な影響が生じかねず、注意が必要なケースです。
表示されたピンが自社のビジネスから離れた場所に表示された場合、検索ランキングには具体的にどのような影響が出るのでしょうか? 海外の検証結果をご紹介いたします。
参照過去コラム:海外GBP事情(24)マップにバグが発生
参照:
https://www.seroundtable.com/new-google-local-ranking-factor-service-areas-37398.html
検証概要
米国のとある男性が、自社のビジネスを「Pleper」(※GBP等の詳細情報に基づいて分析した結果を表示するGoogleの拡張機能)に表示された座標を使用してマップに表示してみたところ、マップ上のピン位置がずれており、実際にはそこにはないはずの畑の真ん中(下図青丸)に位置していることに気づきました。
そこで、地域単位で一目でランキングが分かるツール「Local Falcon」を用いて、対象のビジネスを表示してみました。
下図がlocal Falconの検索画面ですが、本来の正確なピン位置(赤丸)を中心として、四角いエリアの検索ランキングが表示されています(オレンジが低順位または圏外、黄色が5位、以降緑が濃くなるにつれて4〜1位をそれぞれ表しています)
今回、ずれたピンが表示されていたのが左側のエリア(青丸)です。そのエリアでは、1位を含む濃い緑色の高順位が表示されています。
一方で、本来のピン位置である図の中央部を含め、中心から右側にかけては黄色や薄い緑が多くなっており、ランキングが低くなっているのがわかります。
(画像引用:https://www.seroundtable.com/new-google-local-ranking-factor-service-areas-37398.html)
そこで、ピンの位置を正確な位置に更新して、再び同じツールでランキングを表示してみました(下図赤丸)
(画像引用:https://www.seroundtable.com/new-google-local-ranking-factor-service-areas-37398.html)
すると上記のように、正確なピンの位置周辺のランキングの向上が見られました。
まだ左側の方が順位が高いものの、中心部の順位が大きく改善されているのがわかります。修正して時間が経てば、中心部の順位は1位まで上がってくるものと思われます。
さらにその後、Pleperの位置情報も更新したエリアに正しく変更されたということです。
検証結果
(画像引用:https://www.seroundtable.com/new-google-local-ranking-factor-service-areas-37398.html)
並べてみると、ずれていたピンの位置の更新後、中央付近のオレンジ色が減り緑色が増えていることが見て取れます。
左側の順位はさほど変わらず、中心部から右にかけての順位が4位圏外から2位まで上がってきているのが特徴的といえます。
結論、ピン位置が正しくないと、実際にお店のあるエリアでの順位が大きく下がってしまい、ビジネスに致命的な悪影響を与えかねません。
ピンが正しい位置に刺さっているかを定期的に監視し、間違っていれば速やかに修正することが求められています。
まとめ
今回はマップのピンの位置とランキングの影響についての調査結果を紹介しました。
万が一、自社のピンがずれていた場合、自社のランキングへの影響のみではなく、お店に訪れるユーザーが店舗にたどり着かず、ユーザーの満足度を下げることになりかねません。結果として、レビューなどの評価にも甚大な影響を及ぼす恐れがあります。
ランキングやビジネスへの悪影響は甚大となるため、ピンの位置の確認は定期的に行うことをおすすめします。
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文責:laugh