マイビジネスの「質問と回答」の機能を活用していますか?
「質問と回答」とは、ユーザーがビジネスに対するへ質問を投稿し、マイビジネスの管理権限を持つユーザーや別のユーザーが回答できるという機能です。
海外では、2021年6月にこの「質問と回答」でのやりとりが検索時にマップ枠内で優先的に表示されるようになりました。
今後日本にもその表示方法が採用されれば、今より「質問と回答」欄が多くのユーザーに見られる機会も増えると思われますので、確認しておくことをおすすめいたします。
今回は、「質問と回答」の機能の詳しい使い方をご紹介いたします。
「質問と回答」とは
マイビジネスには「質問と回答」という機能があります。
ユーザーから投稿された質問への回答が可能です。
しかし、マイビジネスの管理画面から確認することができません。
それ故、なかなか質問を投稿されたことに気づかないというオーナーの方もいらっしゃるので注意が必要です。
パソコンのブラウザを使用し検索結果の右側にあるナレッジパネル、またはAndroidのマップアプリからのみ使用可能です。
2021年8月現在、iPhoneではマップアプリでの表示はありません。
iPhoneでChromeを使用し、ビジネス名を直接検索した場合は表示されるようです。
▼パソコンのブラウザでの表示
▼Androidのマップアプリでの表示
▼iPhoneのChromeでの表示
質問への回答は、オーナーだけでなく第三者のユーザーも行うことができます。
そのため、「○○は売っていますか?」という質問に対して、一般のユーザーが「自分が来店したときにはありませんでした。取り扱いがないかもしれません」と回答してしまうということがあります。
本当は在庫があるのに、無いという情報が広まってしまうリスクがありますのでご注意ください。
質問が投稿されたマイビジネスの管理権限を持つアカウントから、正しい回答をするのが理想です。
また、オーナーが自分のビジネスに質問を投稿することもできるため、「ユーザーが気になるであろうこと」を想定して、よくある質問とその回答を予め投稿しておくという使い方も可能です。
「質問と回答」の利用方法
先述の通り、「質問と回答」はマイビジネスの管理画面から確認できないため少々使いづらい側面もありますが、質問が投稿されるとメールで通知が届くようになっています。
マイビジネスの管理権限を持っているGoogleアカウントのメールはチェックしやすい状態にし、届いた質問を見逃さないように注意しましょう。
第三者のユーザーによって誤った回答が投稿されてしまうのを防ぐため、質問が入り次第すぐにマイビジネスの管理権限があるアカウントから回答するようにしましょう。
ちなみに管理権限を持つアカウントであれば、どのアカウントから回答を行っても回答者名は「ビジネス名+オーナー」という表示になりますので、管理者本来のアカウント名は表示されません。
プライバシーも保護されつつ、誰が回答しても表示をそろえられるため、統一感を保つことができます。
注意:「質問と回答」はオフにできない
中には、管理の手間がかかるため質問を受け付けたくないという事業者様もいらっしゃるかと思いますが、残念ながら2021年8月現在「質問と回答」の機能をオフにすることはできません。
質問に回答しないことでユーザーの来店の機会を損失してしまうケースもありますので、できればメールで通知を確認し、回答するようフローを整えましょう。
海外では検索の表示で「質問と回答」を活用する動きも
2021年6月に、英語圏のGoogleの検索結果にて「検索に関連したQ&A」という表示が追加されました。
「質問と回答」は、パソコンであればナレッジパネルの下部に投稿された質問の件数しか表示がなく、スマホでも見ても質問の一覧を閲覧するまで手順が多い等、使い勝手があまりよくない部分がありましたが、このアップデートで検索ワードに関連している質問と回答を優先的に表示するようになったとのことです。
詳細は別途コラムをご覧ください。
参考:海外マイビジネス事情(8)「検索に関連したQ&A」の表示始まる
2021年8月現在、まだ日本では「検索に関連したQ&A」の表示はありませんが、近いうちにアップデートがあると思われます。
また、今のままでも質問と回答のやりとりから来店を決めるユーザーはいますので、まだ「質問と回答」を活用できていない方は自社のマイビジネスに質問が届いていないかどうか、ぜひご確認ください。
まとめ
本稿ではマイビジネスの「質問と回答」という機能について解説いたしました。
特に店舗に対して質問があるということは、かなり前向きに来店を検討しているというユーザーになりますので、接客の一貫として丁寧に対応することをおすすめいたします。
また、日本でも検索ワードと関連した質問とその回答を優先的に表示させる「検索に関連したQ&A」という表示方法が近いうちに実装されるかもしれません。
今から「質問と回答」に対応するフローを用意しておきましょう。
とはいえ、自社だけではリソースが足りないという事業者様もいらっしゃるかと思います。
マイビジネスの管理・運用に課題を感じられている方、マップでの露出を高めて問い合わせを増やしたいという方は、ぜひ一度弊社にご相談ください。
MEO対策を行っていない方はもちろん、すでにMEO対策を行っている方であっても、効果を実感できない方や社内での運用に限界を感じている方へ、弊社ではMEO対策に関するサポートサービスを提供しております。
お問い合わせは、無料のお問い合わせフォームより24時間受け付けております。
まずは、お気軽にご連絡ください。