MEOとは?いまMEOをはじめるべき理由を徹底解説
MEO対策とは、「Map Engine Optimization (地図エンジン最適化)」の略称で、Googleマップに対して最適化を図る施策のことを指します。
MEO対策は、店舗型ビジネスなどのローカルビジネスにおいて、新しい集客手法として注目されています。
すでに導入している飲食店や販売店は多く、他にも宿泊施設やクリニックなど幅広い業態で活用できる手法です。
なぜいま、MEO対策が注目を集めているのでしょうか?
MEO対策導入を検討されている方向けに、そもそもMEO対策が注目されるようになった背景から、改めて解説いたします。
MEO普及の背景(1)
スマホ普及率の拡大
2008年に日本でiPhone 3Gが発売されて以降、急速に普及拡大していったスマートフォン。
それから10年ほど経ち、2017年にはついにスマホの世帯保有率がパソコンを上回りました。
下記は、総務省が公開している「情報通信白書平成30年版」に掲載されている「情報通信機器の世帯保有率の推移」のグラフと表です。
出典:「情報通信白書平成30年版」(総務省) ア 主な情報通信機器の保有状況(世帯)
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h30/html/nd252110.html
※見やすくするためにグラフの色を変更しています。
2017年時点で、世帯における情報通信機器の保有状況はパソコンが72.5%であるのに対して、モバイル端末が94.8%となりました。
さらにモバイル端末の中でも「スマートフォン」は、75.1%(前年差3.3ポイント上昇)と上昇しています。
個人のスマホの保有率も60.9%(前年差4.1ポイント上昇)で、今後も上昇の流れは続くでしょう。
参考:「情報通信白書平成30年版」(総務省) イ モバイル端末の保有状況(個人)
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h30/html/nd252110.html
MEO普及の背景(2)
検索精度の向上~ヴェニスアップデート~
Googleの検索エンジンが2012年に行ったアップデートは「ヴェニスアップデート」と呼ばれています。
このヴェニスアップデートによって、検索したユーザーの位置情報が検索結果に反映されるようになり、ユーザーの現在地に近い店舗や企業のWebサイトが、検索結果で優先的に表示されるようになりました。
ヴェニスアップデートが実装された理由の一つに、スマホが普及したことがあると言われています。
それまでの検索では、たとえば「カフェ」と検索すると「カフェ」というワードに対して一番評価されている口コミサイトやポータルサイトが上位に表示されていました。
しかし、たとえば名古屋で検索している人にとって、東京でしか展開していないカフェの情報は不要なので、名古屋のユーザーは「カフェ 名古屋」などと検索しなくてはならないという煩わしさがありました。
そういった煩わしさを解消するために、最初からユーザーの端末の位置情報を取得し「カフェ」と検索しただけでユーザーの現在位置周辺のカフェの情報を優先的に提供するようになったというわけです。
ヴェニスアップデートと時期を同じくして、Google検索結果にマップ枠が表示されるようになったことからも、検索のトレンドがエリア情報に最適化してきていることがわかります。
MEO普及の背景(3)
グルメ系口コミサイトの問題
外食をする際、お店を探したり、お店の評判をチェックするためにグルメ系の口コミサイトを利用する方は多いでしょう。
グルメ系の口コミサイトは2000年代初期に誕生し、近隣店舗のリアルな口コミが聞けること、ユーザー投稿のメニュー写真などを気軽に閲覧できることなどから人気を博し、一気に普及しました。
現在では大手3サイトを筆頭に、それぞれの特色を生かした様々なグルメ系口コミサイトが運営されています。
これらのグルメ系口コミサイトはユーザーに利便性を提供するのはもちろんのこと、HPやブログを運営管理する余裕のない店舗側にとっても、予約管理やクーポン発行などが手軽に行えるなど、多くのメリットがあります。
しかしながらここ近年、ステマ問題など、サイトの信頼性の根幹を揺るがす大きな問題が度々噴出しています。
掲載店舗に有利になる評価を投稿し、ランキングを上げる見返りに金銭を受け取る業者の存在が明るみになったり、有名レビュワーが接待を受けた飲食店が有利になるような口コミを投稿するなど、同じサイト上で過去何度も同じようなことが起きていることは記憶に新しいところです。
また、あるグルメ系の口コミサイトでは、運営側が配慮に欠ける運営手法をとっていたことが問題視されました。
ある日を境に評価方法を変更したことを十分に説明せず、突然、掲載店の評価点数をリセットしてしまい、ユーザーだけでなく掲載店舗に対しても不信を買ってしまったのです。
上記のような問題がネット上で広まったこともあり、グルメ系口コミサイトの信頼性が大きく損なわれてきています。
ユーザーの間では「口コミサイトを利用する際は内容を慎重に吟味しよう」という傾向が高まってきているのです。
ある調査では、口コミサイトを信用するかとの問いに対し「あまり信用できない」「全く信用できない」「何とも言えない」が6割を占めました。依然「ある程度は信用できる」との回答が4割にのぼるものの、額面通りに受け取らない層が増えてきていると言えそうです。
出典:飲食店の7割が活用!気になるグルメサイト利用実態と口コミの信頼性(クックビズ総研)
https:// cookbiz.jp/soken/news/gourmet_site_research/
このように、口コミサイトの信用度に疑問符がついている現状では、口コミを当てにせず検索上位にある近隣店舗に訪れるユーザーが増えてきているのです。
そのため、GoogleMAPを活用したMEOサービスのニーズが高まってきていると言えるでしょう。
MEO対策をはじめましょう
これまでの内容をまとめます。
・1人1台スマートフォンを持つ時代が近づいてきている(現状10人に6台)
・ヴェニスアップデートにより、スマホ検索で近くのお店情報を簡単に探せるようになった(MAP含む)
・口コミサイトの信頼性が下がり、相対的にMEOのニーズが高まってきた。
スマホからのマイビジネス流入が増え、MEOのニーズがますます高まってきています。
地域密着型のビジネスを行う事業者にとっては、安価な費用で集客のチャンネルが1つ増えることになりますので、Googleマイビジネスの活用、MEOの導入をご検討ください。
弊社ではMEO対策に関するサポートサービスを提供しております。
お問い合わせは、無料のお問い合わせフォームより24時間受け付けております。
まずは、お気軽にご連絡ください。
はじめてのMEO対策も丁寧にサポートさせていただきます。