2022年3月25日、Googleジャパンを含む複数のGoogle公式ブログにて、「2021 年に実施した Google マップ上の情報の信頼性を保つ取り組みについて」という記事が上げられました。
Googleの不正対策に関しては当社でも複数回記事にしており、Google公式も毎年この時期に前年の実績を提示しています。
今回は、Googleが実際に行った不正取り締まりについて、実際の数字を交えてご紹介していきます。
前回記事:Google公式がGBPスパムレビュー対策の舞台裏を公開
前回記事:マイビジネスの不正レビューを5500万件対処! Googleによる不正投稿の見分け方とは?
信頼性を保つ
昨今のコロナ禍において、GBPの動向にも変化が見られています。
Googleによると、GBPオーナーは一日あたり約2000万件の投稿をしています。そして「更新されたビジネス情報の数」は2020年から30%も増加しているようです。
それぞれのビジネスオーナーが自分のビジネスに最新情報を入れ、GBPの高い信頼性を保つようにしている一方で、Googleは悪意あるレビューや虚偽の通報によって苦しめられているビジネスオーナーが存在することも認めています。
GoogleはGBPを保護する取り組みとして、AIと手動でチェックを行い、規約違反のコンテンツを非表示化または削除していると公表しています。
不正コンテンツの削除実績
では、実際にどれだけの不正が検出され取り締まられているのでしょうか。
Google公式の元記事から抜粋してご紹介していきます。
投稿関連
・公開前にブロックした不正な編集は1億件以上
・700万を越える虚偽のGBPを削除(内63万件以上はユーザーからの報告によるもの)
・虚偽のGBPの作成を1200万回以上阻止
・GBPの乗っ取りを800万件近く阻止
さらに、不正を行ったとされる100万以上のユーザーアカウントを無効にする措置も行っています。
レビュー関連
・9500万件以上のレビューをブロックまたは削除
・うち100万件以上はユーザーからの報告によるもの
・削除された6万件以上はコロナ関連のレビューだった
上記に加え、ユーザーがアップした写真や動画に関しても削除対応が行われています。
写真や動画の取り締まりには主に自動検出システムが使われており、不鮮明、低品質、コンテンツポリシー違反などを理由に1億9,000 万枚以上の写真と 500 万本の動画がブロックまたは削除されました。
参考:2021 年に実施した Google マップ上の情報の信頼性を保つ取り組みについて(Google Japan Blog)
https://japan.googleblog.com/2022/03/2021-google.html
ビジネスオーナーとしてできること
Google公式ブログは、不正取り締まりの実績紹介の最後に「今後も管理耐性を強化し、情報の鮮度と信頼性の維持に投資していく」と述べており、事実、取り締まりに使用されているAIは日々進化しています。
Googleの取り締まりに対してビジネスオーナーとしてできることは、自身のビジネスの「情報の鮮度」と「信頼性」を維持するよう努めることでしょう。
情報の鮮度を維持するためには、最新投稿を少なくとも週に一、二回程度行うことが効果的です。何気ない情報であっても、最新情報をこまめにアップすることで、お店がいま現在、元気に営業していることをユーザーやGoogleに効果的に伝えることができます。
また、信頼性を維持するため、営業時間が間違って登録されていないかをこまめに確認することも重要です。その他、レビューの管理・返信を定期的に行い、間違った情報が寄せられていないか、いやがらせにあっていないか等のチェックを頻繁に行うことも求められるでしょう。
まとめ
不正を行って自社のGBPのランキングを上げようとしても、Googleは必ず発見し、取り締まりの対象になります。
マメな投稿や誠意あるレビュー返信等、規約を遵守したGBP運用で、地道にランキング上位を狙っていきましょう。
自身のGBP運用に不安がある方、または限界を感じている方は一度プロにご相談ください。
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