2022年7月、GBPの新機能がリリースされました。
今回追加された新機能は、GBPのメッセージ機能から「よくある質問」を編集して、ユーザーからの質問に自動返信ができてしまうという優れもの。
既に日本でも使用可能となっておりますので、実際の画面と共に、ご紹介いたします。
GBPのメッセージを利用されているビジネスオーナーはまだ少ないかもしれませんが、こちらの新機能を活用してさらに便利にGBPを使いこなしていきましょう。
概要
今回の新機能は、メッセージ機能に「よくある質問」をあらかじめ登録しておくことで、類似のメッセージが顧客より送信されてきた際に自動で返信してくれるという内容です。
よくある質問をあらかじめ想定したうえで、GBPの「質問と回答」欄に掲載しておくことはこれまでも可能でした。
しかしながら、こちらの機能はメッセージ機能の一部となっており、ユーザーから送られてきたメッセージに直接自動で返信することができます。
したがって、既に質問と回答欄やHPで説明しているにもかかわらず、メッセージや電話、問い合わせフォームなどで同様の質問が繰り返されるといった事態を避けることにつながります。
メッセージ上で似たような質問が複数のユーザーから送られてくるという悩みをお持ちのビジネスにとっては、非常に有用な機能でしょう。
追加されたのは2022年7月20日頃と見られ、カナダのマーケターによって情報が拡散されました。
最後の一文には「顧客をあなたのウェブサイトのより深いコンテンツにリンクさせる絶好の機会です」と書かれており、海外マーケターの間ではかなり好意的な反応が見られました。
既に日本でも使えるようになっており、日本語での文字数制限は質問40字、回答500字となっています。登録できる質問の数は10件までです。
その他の特徴は「URLの登録が可能であること」「ダッシュボードからではなく『ビジネスオーナーがビジネス名をGoogle検索した際に出る編集画面』からでないと編集ができないこと」などが挙げられます。
使い方
では、実際の使い方を見てみましょう。
まずはGoogleで自身のビジネス名を検索し、編集画面を表示します。
「顧客」をクリックします。
メッセージの画面を開き、設定をクリックすると「よくある質問を管理します」という表示がありますので、そちらをクリック。
よくある質問の登録画面が表示されます。尚、既に質問が登録してある場合はこちらに一覧で表示されます。既に登録してある質問をクリックすることで、編集/削除も可能です。
想定される質問と、その回答内容を入力して「保存」を押せば登録完了です。
自動返信の回答にはURLを入れられますので、上記のように公式サイトの問い合わせフォームへ誘導することも可能です。
実際に使ってみた
上記のスクリーンショットは、実際に当社で登録した自動返信です。早速、使ってみましょう。
自動返信はユーザーがマップアプリから類似のメッセージを送信することで機能します。
AIの判断による自動返信ということですが、現在どの程度の表記ブレまで対応しているかを当社にて調査中です。詳細が分かり次第追記いたします。
なお、登録する内容に関してですが、営業時間や駐車場の有無などはGBPの基本情報に入力が可能です。ですので、「営業時間外の問い合わせ先は」「駐車場の割引は可能か」など、基本情報から一歩踏み込んだ情報を登録しておく方がよいでしょう。
・バグも多い?
ビジネスオーナーのアカウントをスマホと連携していると、自動返信を行った際に「(ユーザー名)からのメッセージに自動返信を行いました」という通知が来ます。
しかしこちらの通知は自動返信を行っていないのに送られてくることもあり、注意が必要です。
新機能にバグはつきものですので、しばらくは「自動返信を行いました」の通知が来ても安心せず、メッセージを開いて確認することをおすすめいたします。
まとめ
今回はGBPメッセージの新機能についてご紹介いたしました。
自動返信による迅速な対応ができるようになれば、競合他社へ差をつけるきっかけとなるでしょう。
しかしながら現在はバグも多いので、少しの間様子見するというのもひとつの手です。
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