MEOコラム

【最新】MEO対策でやるべきこと、やってはいけないこと 2023年調査結果をご紹介

2023年のローカル検索ランキング要素の調査結果を、米Whitespark社が3月に発表しました。

この調査には、ローカル検索の専門家が考える149の要素と検索ランキングとの関係の調査が含まれています。

これらの要素は、Googleがビジネスを評価しランク付けするために使用している特定のシグナルに関して、10年以上にわたる分析や調査、仮説の検証をした専門家たちに基づいています。

MEO対策にとってやるべきこと、やってはいけないことの最新の知見となりますので、早速、見ていきましょう。

参照:https://whitespark.ca/local-search-ranking-factors/#pack-finder

2023年のローカル検索ランキング要因調査の結果

ローカル検索ランキングに影響するとされている要素は以下の通りです。

1位 GBPのメインカテゴリー

2位 GBPビジネスタイトルのキーワード

3位 住所から検索地点までの距離 (検索者とビジネスの距離)

4位 検索地に紐づいた物理アドレス

5位 スパムリストの排除

6位 Googleレビューの高い数値評価(例:4~5)

7位 追加のGBPカテゴリ

8位 Googleレビューの数(テキスト付き)

9位 承認済みのGBP(オーナー確認の有無)

10位 住所と地図中心点の距離

以前の調査時に比べ、メインカテゴリや追加カテゴリの重要性が増してきています。

カテゴリーは年々細分化が進み、数が増えてきているので、業態ごとに正しいカテゴリーを入れる必要があります。

また、レビュー評価、スパム除外もランキング要因として重要性が増しています。

良好かつ多くのレビューを得られるような取り組みを継続的に行う必要があります。

なお、2020年版の調査についても過去に当コラムで紹介しておりますので、ぜひそちらもご参照ください。当時と現在の違いがわかり、比較してみると興味深い内容となっています。

コンバージョン要因とランキングに影響を与えない要素

続いて、コンバージョン増に直結する指標についてのランキングが以下のように紹介されていました。

1位 Google レビューの高い数値評価(例:4~5)

2位 レビューテキストの肯定的な感情

3位 モバイルフレンドリー/レスポンシブウェブサイト

4位 Googleレビューの数 (テキスト付き)

5位 各サービスの専用ページ設置

6位 GBPの完全性

7位 GBP予約機能が有効になっているかどうか

8位 GBPで設定された適切な営業時間

9位 写真の品質/関連性

10位 レビューに対する所有者の返信の有無

クチコミの数、評価、返信がCVに与える影響は甚大ですね。クチコミ対策は来店を増やすためには必須な項目となりつつあります。

全ての項目を設定し、正しい営業時間を更新すること、HPにサービスごとの専用ページを設置することなど、必要な項目は多岐にわたります。

ランキングに影響を与えない要素

続いて、ランキングにまったく影響を与えないとされている要素のランキングは以下のようになっております。

1位 GBPにアップロードされた地理タグ付きの写真

2位 GBPの説明のキーワード

3位 レビューに対するオーナーの返信のキーワード

4位 クレジットカードパートナーを通じて特定された取引の合計

5位 GBPメッセージ機能が有効になっているか否か

6位 GoogleQ&A のキーワード

7位 GoogleQ&Aで寄せられた質問の数

8位 Google予約が有効かどうか

9位 クレジットカードパートナーを通じて特定された取引の量

10位 GBPの投稿数

本文ではランキングに全く影響を与えないとありますが、説明のキーワードや投稿数は、ランキングに直ちに影響を与えなくても、GBPを見たユーザー遷移には大きな影響を与えます。これらの項目を全く無視していいかというとそういうわけではありません。

この項目はあくまで、検索ランキングに影響するかどうかのみを扱っていることにご留意ください。

マイナス要因とGBP停止のリスク要因

続いて、ランキングにおけるマイナス要因についての調査結果が以下の通りです。

1位 メインカテゴリの間違い

2位 同じアドレスにある同じカテゴリの他のGBPの存在

3位 サイトのハッキング/マルウェアの存在

4位 Googleレビューの数値評価が低い(例:1~2)

5位 否定的なGoogleレビュー

6位 Webサイト内に店舗基本項目(屋号・住所・電話番号)が存在しない

7位 GBPに誤って配置されたマップマーカー(ピン)

8位 住所が私書箱、UPSメール ストア、仮想オフィス、またはその他の虚偽の住所である

9位 否定的なGoogleレビュー属性の数

10位 同じ住所/電話番号を持つプロファイルが「完全に閉鎖」としてマークされている

ビジネスのカテゴリが間違っていたり低評価レビューが多かったりすると、ランキングに致命的な悪影響が出ると考えられます。特にGBPの情報については、常に最新情報を維持できるよう定期的に更新しましょう。

最後に、GBPが停止される要因となりうる要素を紹介します。

1位 住所が私書箱、UPS メール ストア、仮想オフィス、またはその他の虚偽の住所

2位 GBPに関する多数の違反報告

3位 GBPアカウントと他の規制されたリストとの関連付け

4位 レビュー選別の実施

5位 サイトのハッキング/マルウェアの存在

6位 同じアドレスにある同じカテゴリの他のプロファイルの存在(ビジネスの重複)

7位 GBPに関する偽レビューの報告

8位 GBPビジネス名のキーワード詰め込み

9位 同じ電話番号を持つ複数のプロファイルの存在

10位 あまりにも多くのGoogleレビューを受け取るのが早すぎる

4位のレビュー選別というのは、例えば商品やサービスを購入したユーザーに対して簡単なフィードバックを求めるメールを送信し、高評価の場合はレビュー投稿を促し低評価の場合はフィードバックを送信するよう促すような行為です。これを行うことで総じてポジティブなレビューが集まりやすくなりますが、ガイドラインで禁止されています。

ここに選ばれている項目は、総じてガイドラインで明確に禁止されている行為です。

ビジネスの重複を放置する、同一電話番号(フリーアドレス含む)を多数のアカウントに使用すること等、良くやってしまいがちな項目も含まれます。上記のような行為を行わないよう厳重に注意していきましょう。

まとめ

今回は2023年のローカル検索ランキング要素の調査結果を紹介しました。

今回の調査結果を確認することで、優先的に対応すべき項目、逆に絶対にやってはいけない項目がはっきりしてくると思います。

カテゴリーの正しい設置、レビュー返信を含めた育成等、基本的な項目をしっかり対応していきましょう。

なお、ガイドラインに違反した行為や誤ったGBP情報を放置することなど、ランキングにマイナスの影響を与える要素やアカウント停止リスクになる要因は、極力排除するようにしましょう。

GBPの運用管理、MEO対策にお悩みのある方は、ぜひ一度プロにご相談ください。

MEO対策を行っていない方はもちろん、すでにMEO対策を行っている方であっても、効果を実感できない方や社内での運用に限界を感じている方へ、弊社ではMEO対策に関するサポートサービスを提供しております。

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文責:フーミン

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