海外のGoogleマイビジネスの動向をご紹介するコラムの連載10回目です。
今回は、Googleのマップ検索枠の拡張の可能性についてご紹介いたします。
2021年10月、マップ検索枠が通常3枠のところ、5枠に拡張されているのがアメリカのマーケターによって確認されました。
しかしこちらは世界的な変更ではないようです。
また、2021年には複数回マップ枠の表示数が変わっているという報告がありました。
本記事では今年確認されたマップ枠表示数の変遷と、マップ枠表示数に関して当社見解を交えてご紹介いたします。
マップ枠が5枠に
2021年10月にアメリカのマーケターによって投稿されたツイートで、マップ枠が通常3枠のところ5枠へ拡張されているという報告がありました。検索地点はアメリカで、以下がスクリーンショットです。
画像引用:https://www.seroundtable.com/google-local-5-pack-32208.html
しかし、他にこのような5枠の表示になっているという報告はなく、バグなのではないかと指摘する声も多いようです。
今までの変遷
マップ枠の数は、2015年以前は7枠あり、2015年8月より3枠に変更されています。
7枠から3枠に変更された際には国内のマーケターの間でも話題になりましたが、アメリカなど海外でも同様だったようです。
参考:Google Now Only Showing 3 Local Results Instead Of 7(SEARCH ENGINE ROUNDTABLE)
https://www.seroundtable.com/google-3-pack-20717.html
さらに同サイト内では2021年3月にはマップ枠の数が2枠に減ったという記事があり、同じく2021年5月には10枠表示されているという報告がありました。
画像引用:https://www.seroundtable.com/google-ten-local-pack-31402.html
2枠になっていた時にはイギリスやアメリカなど複数の地域からの報告があったものの、10枠の際には世界的なものではなかったため、バグではないかと指摘した人もいました。
Googleからの公式発表もないので、今後どうなるかは不明です。
当社見解:マップ枠が増えるとどうなるか、今後の展望
MAP枠が縦長スクロールになるので、自然検索の位置がますます下がってしまい、伴い自然検索全体の流入率が下がることが予想されます。
結果MAP枠の利用率が現状よりも増え、自然検索が減る形になるものと思われます。
とはいえ注意が必要なのは、マップ枠が増えるとマイビジネス1件あたりのクリック率は下がってしまうことが予想されるという点です。
3枠の場合、1件あたりのクリック率は現状12~28%ほどなので、増えれば増えるほど下がる形になるのではないかと想定されます。
そのため、相当競合性が高く、MAP枠の利用率が高いワードのみ5枠へと変更となる可能性はあるものの、一律5枠運用が実装されるという可能性は低いのではないかというのが当社見解となります。
まとめ
マップ枠が拡張されると、MEO運用面でも大きな影響があると考えられます。
これが一時的なものなのか、それとも今後広く適用される可能性があるのか、今後の動向を注視していきたいと思います。
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