海外のGoogleマイビジネスの動向をご紹介するコラムの連載５回目です。
今回は、Googleマップアプリに新たに導入された、非接触型の決済機能についてご紹介いたします。
こちらは2021年2月に発表された新機能で、Googleマップアプリから駐車場の料金などの支払いが可能になったというものです。
米国の400以上の都市で運用がすでに始まっており、現状Android版のみですが、iOSも間もなく搭載されるとのことです。
日本にいつやってくるかは未定ですが、最新情報ですのでチェックしておきましょう。
マップアプリから駐車料金などの支払いが可能に！
2021年2月、Googleと駐車場などを経営する会社が提携し、マップアプリから駐車場の支払いができるようになりました。
現在の対象地域は米国の400以上の都市（ボストン、シンシナティ、ヒューストン、ロサンゼルス、ニューヨーク、ワシントンDCなどを含む）で、端末はAndroidのみです。iOSはこれから対応することが決まっています。
Google公式ブログには下記のような記述があります。
世界中の80を超える交通機関のマップからの交通運賃の支払い機能を拡張しています。これで、複数のアプリを切り替えることなく、旅行の計画を立てたり、運賃を購入したり、乗車を開始したりできるようになります。駅に到着する前に前払いの方法を理解し、運賃を準備することもできます。
引用：https://blog.google/products/maps/more-ways-pay-parking-and-transit/?_ga=2.130780751.130308924.1613617507-102807408.1610440138
旅行にいく際、電車は交通ICで、新幹線や飛行機は紙のチケットを用意して……とそれぞれ別管理していたのが、全てマップアプリ１つで完結するということです。
これは新型コロナウイルスの感染拡大により、非接触決済への関心が高まったことに由来しています。
具体的な利用方法
実際の使い方もご紹介しましょう。
駐車料金を支払う場合は、マップアプリを開くと目的地の近くに「駐車料金を支払う」というボタンが表示され、タップするだけで支払いが完了となるようです。
離れた場所ではあと何分車を停めておけるかの残り時間を確認することができ、延長の手続きも出先で可能です。
引用：https://blog.google/products/maps/more-ways-pay-parking-and-transit/
利用するには、あらかじめクレジットカードかデビットカードをGooglePayアカウントに登録しておく必要があります。
また、公共交通機関を利用する場合は、サンフランシスコではマップアプリからデジタルクリッパーカード（日本で言うモバイルSuicaのようなもの）を購入することも可能です。
運賃を購入後、デジタルチケットを提示もしくは改札でリーダーに読み取ってもらうことで利用が可能となります。
日本への導入時期・マイビジネスへの影響は？
これらの機能は現状、日本へは導入されていません。
しかし日本には既にモバイルSuicaなど、公共交通機関で利用できるモバイル決済が存在します。
もしそれらがGoogleと提携するようなことがあれば、使えるようになるかもしれません。
Googleは近年マップアプリの機能を拡大しており、以前ご紹介したフォロー機能やコミュニティフィードなどもマップアプリをさらに便利にする機能でした。
参考記事：
Googleマップでお店のフォロワーを増やしましょう！
コミュニティフィードで何が変わる？Googleマップ新機能をご紹介
マップアプリで外出の目的地を決める情報収集を行い、実際に出先で移動にかかる支払いまで完了することができるようになるかもしれません。
マップアプリの利便性が上がるということは、マイビジネスの露出の機会が増えるということでもあります。
日本でもすでにフォロー機能やコミュニティフィードはリリースされていますので、今からじっくりとマイビジネスを育てていく必要がありますね。
まとめ
今回はマップアプリの新機能についてご紹介しました。
Googleの機能拡大に応じて、今後マップアプリを利用する人は更に増えていくと思われます。そうなった際にさらにより多くの人に見てもらえるように、マイビジネスの更新は随時行っていきましょう。
いかがでしたでしょうか？
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