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GBPレビューをトップ表示させるには? 海外調査による「条件」をご紹介(後編)

Googleビジネスプロフィール(以下GBP)において長期間上位に留まるレビューの条件について、前回の記事でSterling Skyによる調査結果をご紹介しました。

星の数とレビューが上位に留まる期間に相関関係はないこと、そして、長文のレビューやローカルガイドに加入しているユーザーからのレビューが長期間上位に留まりやすいこと等が示されました。

今回は前回から引き続き、レビューが長期間上位にとどまる条件について、プロフィール写真の有無やレビューについた「いいね」の数など、さらにいくつかの仮説と調査結果をご紹介します。

早速、見ていきましょう。

元記事はこちらです(英文記事)
https://www.sterlingsky.ca/local-guides-google-reviews/
https://www.sterlingsky.ca/upvoting-google-reviews/

調査概要及び、プロフィール写真の有無についての調査

前回に引き続き、GBPレビューの初期設定の並び順である「関連度順」において上位に留まりやすいレビューの条件を調査しています。

特定のビジネスのレビューに毎月アクセスし、一番上にあるレビューのパターンと変化を追跡するという調査を一年以上行い、いくつかの仮説を検証しました。

今回調査の対象となった項目は、アカウントにプロフィール画像を登録しているかどうかとレビューの上位に残る期間との関係性です。

これは初めは決定的な結果を得られませんでしたが、複数の店舗での調査を開始すると明らかな傾向が見られました。プロフィール画像を設定しているアカウントのレビューは、未登録のアカウントのレビューよりも長く上位に留まりました。

(画像は引用元を参照に当社作成)

店舗Aではプロフィール画像が無いレビューの方がより長く上位にとどまっていますが、その他の店舗についてはプロフィール画像を設定しているアカウントのレビューの方が、およそ2倍の期間上位に留まっています。

アカウントの情報が充実すればGoogleがそのアカウントをより信頼し、レビューが重視されるようです。このデータを見る限り、レビューを書いてくれるユーザーにプロフィール画像の設定を促すことは重要であると言えるでしょう。

他のビジネスにレビューを書いているかどうかについての調査

続いて、レビューを残したユーザーが他のビジネスにどれだけレビューを書いているか、という要素と、レビューが上位に残る期間の関係性についての調査が行われました。
結果として、こちらについては相関関係は見られませんでした。下のグラフをご覧ください。

(画像は引用元のグラフを当社が和訳)

残したレビューの数と上位に留まった期間に相関関係がある場合、グラフは右肩上がり=正の相関(あるいは右肩下がり=負の相関)になります。しかし、このグラフでは60ものレビューを残していても上位には50日程度しか残っていません。また、残したレビューの数が20であった際の上位に留まった日数は50日前後、200日前半、270日程度、350日以上と散逸しています。以上のことから、この2つの要素に相関関係を見つけることはできません。

結論、ユーザーが他の複数のビジネスにレビューを残していても、Googleが特別重要視するということはないようです。

また、レビューに添付された写真の数についても調査が行われましたが、こちらも結果として相関関係は見られませんでした。

レビューについた「いいね」の数についての調査

続いて、レビューについた「いいね」の数との関係性についての調査が行われました。「いいね」はレビューの下にある高評価ボタンをクリックするだけで増やすことができます。

「いいね」を増やしてもレビューの順位が上がるわけではありませんでした。

しかし、いくつかの店舗のレビューを調査したところ、「いいね」が2個以上ついているレビューは1個以下のレビューよりも100日近く上位に残っていることがわかりました。

(画像は引用元を参照に当社作成)

ユーザーに対し、役に立ったレビューに「いいね」を付けることを促すことは重要です。また、ビジネスオーナーが好意的なレビューに対し、自ら「いいね」を押すことも有効な手段と言えるでしょう。

まとめ

今回はSterling Skyによるレビューが上位に留まる条件についての調査結果から、「プロフィール画像を登録している」「レビューに「いいね」が多くついている」の2つを紹介しました。また、レビュアーが他の複数のビジネスにレビューを残していること、レビュー内に画像が添付されていることは、いずれもレビューが上位に留まることと関係が無いという結果も得られています。

前編で紹介した「長文である」「ローカルガイドである」のとあわせ、いずれかの条件をユーザーが満たしてくれるように働きかけることも効果的になってくるということでしょう。

GBPの管理に悩んでいる方は、ぜひ一度プロにご相談ください。

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