MEOコラム

非店舗型ビジネスでマイビジネスの露出を高める方法

店舗がなければマイビジネスは利用できないと思っている事業者様もいらっしゃるかと思いますが、実はそんなことはありません。
非店舗型のビジネスでもGoogleマイビジネスを利用することは可能です。

例えば宅配専門のクリーニング店など実際に顧客が店舗を訪れることがない事業や、出張マッサージや訪問介護など店舗(事務所)を顧客に公開する必要がない事業、また、自宅でビジネスを行っているため住所を公開したくないといった事業の場合でも、マイビジネスを活用することができます。

今回は非店舗型ビジネスを運営されている方向けに、海外のローカルサーチ専門のマーケッターが実践している戦略をご紹介いたします。

マイビジネスの重要な設定と他に活用するもの

海外のマーケッターが公開した戦略では、非店舗型ビジネスの事業者様がマイビジネスを運用する際に行うこととして、マイビジネスの基本的な設定の他にもウェブサイトやLPの活用が推奨されています。

1.マイビジネスの「サービス提供地域」にターゲット地域を設定する

マイビジネスの管理画面から「情報」のページを見ると「サービス提供地域」という設定項目があります。
「サービス提供地域」にはその名の通り、ビジネスを展開しているターゲットとなる地域を設定します。
都道府県だけでなく、市町村区まで絞った方が良いとされています。

2.ウェブサイトに、潜在的な顧客が求めるであろう、ターゲットとする地域に関連したコンテンツを掲載する

ウェブサイトを用意したら、ターゲット地域にいる潜在顧客のニーズを満たすようなコンテンツをアップする必要があります。
ただし、地域名をキーワードとして漫然と散りばめるだけでは効果が薄くなってしまうリスクがあります。
昨今のGoogleは専門性を評価する傾向にあるため、ターゲット地域の潜在顧客の心をつかむ魅力的なコンテンツが求められます。

3.通常の店舗型ビジネスと同じように、マイビジネスの施策も継続的に行う

今回ご紹介する海外マーケッターの戦略では省略されているため、こちらは当社の補足となりますが、非店舗型ビジネスであっても通常の店舗型ビジネスと同じようにマイビジネスの施策を行う必要があることは言うまでもありません。
「投稿」「サービス」「商品」これらの機能に最新の情報を継続的にアップしましょう。
カテゴリによっては商品などのタブがない場合もありますが、ある場合は必ずご活用ください。

参考:登録したままになっていませんか?Googleマイビジネスでできることを確認しよう!

このように、マイビジネスの「サービス提供地域」の設定・継続的な運用とウェブサイトの作成によって、その地域でビジネスを実際に展開しているということの証明となる情報をネット上に増やす必要があります。

マイビジネスとウェブサイトのコンテンツの関連性

ウェブサイトのコンテンツはSEOに対して効果があるだけではなく、マイビジネスにも影響を与えます。
別のマーケッターからの報告では、マイビジネスに写真をアップするのではなく、公式ウェブサイトの方に代替テキスト(Altタグ)と共に写真をアップしたところ、マイビジネスのランキングに影響があったという事例があったとのことです。

その事例では、ウェブサイトで言及したことがないキーワードを代替テキストに含めて写真をアップして、わずか数日後にマイビジネスの掲載ランキングに変動がありました。
マイビジネスの枠内にある「ウェブ検索結果」という部分にも写真を掲載したページが表示されたため、ウェブサイトから読み取られた情報がマイビジネスに影響を与えたと判断したと考えられます。

参考:Does Adding Photos in Google My Business Increase Ranking? [Case Study](STERLING SKY)
https://www.sterlingsky.ca/photos-ranking-google-my-business/

もともとウェブサイトに画像をアップする際は、代替テキストの記載が欠かせません。
代替テキストは、ウェブブラウザで画像を表示することができない場合に、画像の代わりに表示されるテキストを指定するため、 また、スクリーンリーダーや音声での読み上げに使用するという目的で利用されています。
代替テキストは写真の説明文を記載するものという役割がありますが、ビジネスと関連するキーワードが含まれているとなお良いでしょう。

また、公式ウェブサイトを閲覧するユーザーにとって有益な情報をアップすることは、通常のオーガニック検索で上位化を目指す際にも当然のことながら好影響をもたらします。
ウェブサイトの作成には時間も手間もかかりますが、内容が薄いウェブサイトは評価されません。

ローカル検索のためのコンテンツ戦略

1.ターゲット都市専用のLPを作成

海外のマーケッターは、都市別にLPを作成することを推奨しています。
ただし、10本以上作ると信頼性が失われ、Googleのガイドラインに抵触する恐れがあると述べられています。
当社としては、メインターゲット向けにコアエリアのLPを数ページ作る程度に留めるべきであると考えております。
それぞれがコピーコンテンツとならないよう、各地域に向けた独自のコンテンツを盛り込むことが必須となります。

2.顧客からのレビューや体験談の掲載

先述の通り、オリジナルコンテンツの作成は必要であるとはいえ、なかなか難しいものです。
そんなときに助けとなるのが、実際にサービス・商品を利用したお客様からのレビューです。
マイビジネスにレビューを入れてもらうのを待つのではなく、積極的にインタビューをして、ウェブサイトに掲載する許可を頂きましょう。
潜在顧客となる検索ユーザーが目にする他、アルゴリズムによる評価も上がりやすくなるとのことです。

また、掲載の際は都市名と州名の両方を記載することが推奨されておりますので、日本では都道府県と市町村まで記載した方が良いと考えられます。

3.ビジネスとその地域のコミュニティとの関わりを記載

受賞歴、スポンサーシップ、ニュース記事、パートナーシップ、会員資格などはウェブページに掲載することで、オーガニック検索での効果を高める可能性があります。
近年、Googleのアルゴリズムは専門性・権威性を評価する傾向にあるため、マイビジネス以外にもウェブサイトやLPを作成してネット上でビジネスの専門性・権威性を証明する多くの情報を発信することで信頼性を高める必要があります。

ウェブサイトやLPがオーガニック検索で露出が高まることで、マイビジネスの露出も高まってくるというのは一見遠回りに見えますが、ウェブサイトの作成はネット全体のブランディングで考えると総合的な戦略として必要になってくることですので、積極的に取り組むことをおすすめいたします。

まとめ

今回は、非店舗型サービスでマイビジネスの露出を高める方法についてご紹介しました。
ウェブサイトやLPの作成が、オーガニック検索だけでなくマイビジネスにも好影響を与えるということを理解した上で、ウェブサイト・LPも地域密着型のコンテンツを投入し、運用することをおすすめいたします。

ただ、一度にすべてを運用するのは時間も労力もかかるものです。
マイビジネスの管理・運用に課題を感じられている方、マップでの露出を高めて問い合わせを増やしたいという方は、ぜひ一度プロにご相談ください。

MEO対策を行っていない方はもちろん、すでにMEO対策を行っている方であっても、効果を実感できない方や社内での運用に限界を感じている方へ、弊社ではMEO対策に関するサポートサービスを提供しております。

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参考記事:HOW TO HANDLE LOCAL SEO WITHOUT A PHYSICAL ADDRESS(LOCOMOTIVE)
https://locomotive.agency/local-seo/how-to-handle-local-seo-without-a-physical-address/

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