2021年12月10日頃、PC版のGoogle検索結果のレイアウトが変更されました。
それまでコンパクトにまとまっていたマップ枠の表示が、PCの画面いっぱいに広がり、大きく表示されるようになっています。
これにより、ビジネスプロフィールの運用、MEO対策上どのような影響があるのでしょうか? 当社見解を交えながらご紹介いたします。
変更後のレイアウト
当社で検索画面のレイアウトの変更を確認したのは2021年12月10日のことでした。
実際のスクリーンショットを見てみましょう。
ビジネス名、住所、営業時間など基本情報が表示される点は変わっていませんが、ローカルパックのタイトルに検索ワードに合わせたカテゴリ(以下、ローカルパック内カテゴリー)が表示されています。(以前までは「カフェ」と表示されていましたが、検索ワードにあわせて「エスプレッソ」と表示されています)
また、図のとおりマップの表示が大きく拡張されており、マップをクリックしなくても一目で全体像を視認できるようになっています。
変更までの流れ
こちらの新レイアウトは、2021年12月9日に米国で確認されたという情報がありました。
記事の中には「数か月前からテストされていた」とあり、突発的なものではなく予定されていたレイアウト変更だったということがわかります。
当社が確認したのが10日でしたので、世界規模で同時に適応されたアップデートだったようです。
参考:Google rolling out new map and local interface in search(searchengineland)
https://searchengineland.com/google-rolling-out-new-map-and-local-interface-in-search-377169
記事いわく、Googleの広報担当は「今後数週間以内で広く適用される」と発表していたようで、今回はそれが適用された形となっています。
なお、2021年12月現在、PC版のみの変更となっており、モバイル版への言及はありません。
MEOへの影響(当社見解)
今回のアップデートは、PCのみの変更ではあるものの、近年でも比較的大きなものであると予想されます。
というのは、①レイアウトそのものの変更は3~4年ぶりであること、②カテゴリーとは別の、ローカルパック内カテゴリー(公式の用語ではありませんが、本稿ではカテゴリーと区別するため便宜的にそう呼びます)が新たに細分化されたかたちで出現していることが挙げられます。
以下、それぞれのMEOへの影響を考察してみましょう。
①レイアウトの変更
ローカルパックが右側に大きく拡張され、地図そのものの視認性が抜群に高まったため、今後ますますビジネスプロフィールのクリック率が高まることが予想されます。
これまではローカルパック内のビジネスプロフィールのクリック率は概算値12~25%ほどでしたが、今後それよりも更に数%高まり、より検索からのアクセスを集めやすくなるでしょう。
それにともない、インプレッションやアクションなどの各種指標にも好影響が生まれそうです。
②「ローカルパック内カテゴリー」の細分化
アップデート適用前は、概ねメインカテゴリーに近しい「ローカルパック内カテゴリー」が表示されることが多くなっていました(そもそも表示されない事例も散見されていました)
例えば、下図「バイク買取」という検索ワードに対しては、メインカテゴリーに合わせて「中古オートバイ販売業者」と表示されていたようです。
それが今回のアップデートにより、ローカルパック内カテゴリー「バイク買取」が新たに表示されるようになりました。
一見当たり前のことのように思えてしまいますが、実は大きな変更点となっています。
つまり、「バイク買取」の出現は、検索ワードに連動したより細かいローカルパック内カテゴリーが設定されるようになったことを意味します。
このことで検索ワードごとの上位化状況が、ワードによっては大きく様変わりする可能性が出てきているのです。
これまで検索ワードに応じたきめ細かい対策を講じてきた事業者には追い風となるアップデートとなりますが、そうでない多くの事業者にとっては、順位を大きく落とす可能性がありそうです。
▼細分化されたローカルパック内カテゴリーの事例:バイク買取
ローカルパック内カテゴリーについては、今後どんどん細分化され、検索ワードとの連動性があがってくる可能性が濃厚です。それに向けてきちんと対策を講じておく必要がありますね。
まとめ
今回のレイアウト変更で、地図の視認性が高まりました。これによりMEOの重要性はさらに高まると予想されます。
さらにローカルパック内カテゴリーの細分化により、貴店で提供している商品・サービスを求める顧客に、より精度高く商品をアピールすることができるようになりました。そして当然、ビジネスプロフィールの情報が最新であることがさらに重要になってきています。
これを機に、MEO対策に力を入れてみてはいかがでしょうか?
ビジネスプロフィールの管理・運用に課題を感じられている方、マップでの露出を高めて問い合わせを増やしたいという方は、ぜひ一度プロにご相談ください。
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